安部山系 平治ノ段 2010年1月30日

所要時間  11:30 駐車場−−12:05 樽峠−−12:48 平治ノ段−−13:37 駐車場


 平治ノ段とは山の名前である。場所は山梨南部/静岡県境で、貫ヶ岳の南部に位置する。貫ヶ岳に登るときに一緒に片付ければいいのだが、山名事典に記載されているのを知らずに貫ヶ岳だけ登ったので再度出向くことにした。貫ヶ岳は登山道があるが、面倒なので西側の沢に沿って延びる林道から最短距離で往復したが、その林道のどん詰まりまで行って、樽峠から往復するのがいいだろう。静岡側に回れば高いところまで林道が書かれているので車でもっと標高が稼げそうだが、山梨側からそこまで車で移動する時間がかかること、林道にゲートが無いとも限らないこともあり、素直に山梨側から山頂を目指した。

林道終点の駐車場 樽峠登山口の案内

 沢沿いの林道は1車線分のコンクリート舗装で対向車の処理が面倒だが、幸い、登りの途中で対向車に出くわすことはなかった。要所に樽峠の案内標識があるので分岐で迷うこともなく、無事に林道終点に到着。車数台が駐車可能なスペースがあるが停まっているのは1台だけだった。早速準備して歩き出す。

樽峠へは良好な登山道が続く 峠直下で林道を横切る

樽峠への道は徳間峠への道と違って道が濃く、最近もよく使われている雰囲気だ。小さな沢を渡って植林帯を大きくジグザグに登ると不意に林道に飛び出す。どうやら林道終点手前で直進する林道(登山口は右折)の続きらしいが、そちらの林道は工事中で通行不能だったし、ゲートが設置されていたのでたぶん工事終了後はゲートが閉じられるのだろう。それに路面状況をみると最近車が走行した雰囲気はなく、落石が散乱している場所もあった。この分だと県境を乗り越えて静岡側に達しているかもしれない。乗り越えている箇所は樽峠より西側だろう。

樽峠。奥が高ドッキョウ方面 平治ノ段方面に向かう
やがて笹が現れるがちゃんと道がある 貫ヶ岳が近い
林道が接近した付近から見た白峰三山

 林道を横切って再び登りにかかり、少し登ったところで樽峠に到着。ここも植林帯だが北側は林道法面の上方なので樹林がなく明るい。南は暗い植林帯だが、稜線に出たとたんに笹が目立ち始めた。登山道は笹に覆われた県境稜線直上ではなく僅かに北にずれたところに設けられていた。なだらかなピークを越えて下ると左手の林道が接近し、これなら林道に出たところで登山道を上らず、林道を左に進んで水平移動した方がお得だったなぁ。

一気の登りが始まる 傾斜が緩む

 なだらかな区間が終わると一気に登りが始まる。木の階段が設けられているが今では「ハードル」状態でかえって歩きにくい。この登りで体温が一気に上昇、Tシャツ姿に変身となった。この急な登り区間で高度を上げるとその先は再びなだらかになり、明瞭な登山道を進んでいくと標識が登場、左に分岐する道が貫ヶ岳方面でそっちも良好な登山道だ。私が貫ヶ岳に登った時は登山道が無い尾根から適当に登ったが、平治ノ段が山名辞典に掲載されているのを知っていればこっちから両方まとめて登っただろう。

貫ヶ岳分岐 南へ向かう
展望盤。「南貫ヶ岳」となっていた 平治ノ段山頂
平治ノ段から見た富士山

 分岐から僅かに登ると展望盤登場、ここは東側のみ展望が開けていた。GPSの表示ではこの付近が平治ノ段となったが、実際はこの少し南が最高点となっていて登山者が休憩する場所にもなっていた。南から東にかけて展望が広がり、山頂らしい雰囲気の場所だ。下部に見える山のうち地形図記載の山はほとんど登ったはずだ。

  帰りも同じルートで戻る。

 

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